このブログ以外にもいくつかブログを持っているのですが、ブログでの収入が月5万円ほどになってきたので、税務署で「個人事業主の開業届」と「青色申告の申請書」を提出してきました。
昨年中は、ブログ収入が少なかったし、なんだか面倒だったので確定申告は雑所得扱いで提出しました。税的にもったいないと思いながら…。
次回の確定申告で青色申告するために今回行った手続きをメモしておきます。
アフィリエイト収入で確定申告が必要なとき
私の場合のブログ収入はアフィリエイト収入です。(Amazonアソシエイト、Googleアドセンス、A8などのASP)
アフィリエイト収入が発生して確定申告が必要になるのは所得(アフィリエイト収入から経費を引いたもの)が下記のときです。
●給与所得者の場合
アフィリエイトとその他の所得合計が20万円を超えるとき
●アフィリエイト収入のみの場合
アフィリエイトとその他の所得合計が38万円を超えるとき
私はパート勤務もしているので【給与所得者の場合~~20万円を超えるとき】に当てはまるので今回確定申告しました。
個人事業主の開業届を出すタイミング
アフィリエイトの収入が増えたので確定申告が必要になるかも…そう思った時点で開業届を出せばいいようです。
私は雑所得扱いで確定申告した日にそのまま税務署で開業届を出しました。
実は去年、開業届を出そうと思ったことがあったのですが、そんなに稼いでる訳じゃないから開業届なんて恥ずかしいと思っていたんです。
でも、実際は恥ずかしいとかそんなことは全くありませんでした。
税務署の人は用紙をさっと見て印鑑を押して控えを渡してくれました。「え、これで終わりですか?」と聞くと「はい。終わりですよ」とニッコリ。1分かかったかどうかという感じです。
こんなことなら早く出しておけば良かったです(笑)
個人事業の開業届出書の書き方
開業届の用紙の準備
開業届の用紙は税務署に行ってもらうこともできますが、国税庁のホームページでダウンロードすることもできます。
[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続_国税庁
私は用紙をダウンロードしてプリンターで印刷し、あらかじめ記入して持っていきました。自宅で書けば何枚書き間違っても安心です。
提出用と控用、どちらも提出するのでお間違えなく。控用の方は受付印を押したものを返してくれるので自宅保管します。
では、アフィリエイト収入で個人事業主になる私がどのように書いたかお伝えします。
① 税務署名と提出日
納税地を所轄する税務署の名前を書きます。私の場合は自宅で仕事しているので自宅住所を管轄する税務署名を書きました。管轄税務署が不明なときは国税庁のサイトで調べられます。
国税局の所在地及び管轄区域__国税庁ホームページ
提出日の欄には税務署に持っていく日の日付を書きます。
② 納税地
私は自宅で仕事をしているので納税地は自宅住所です。
チェックボックスに【住所地・居所地・事業所等】とあるので、ここは住所地に○を付けます。居所地とは海外居住の人の、日本での居所のことを指します。
納税地の下の欄【上記以外の住所地・事業所地等】は、空欄です。
③ 名前、職業、屋号
自分の名前、生年月日、個人番号を書きます。
職業の欄には「WEBサイト運営」と書きました。「ネットビジネス業」「WEB広告業」でもいいと思います。
屋号はお店の名前にあたるものです。私は空欄にしました。
④ 届出の区分
左上の【開業】を○で囲みます。その他は空欄で。
⑤ 所得の種類
【事業(農業)所得】のところに○を付けます。
⑥ 開業日
私の場合は提出日が3/9だったので、切りがいいように3/1を開業日にしました。
「開業日」は自分で自由に決めて良いので、提出日と開業日が同じでも大丈夫です。
だけど、次回の確定申告で青色申告したいときは開業日から2ヶ月以内に青色申告承認申請書を提出しないといけないので、その辺を考慮して開業日を設定したほうがいいと思います。
⑦ 開業に伴う届出書の提出の有無
「開業・廃業に伴う届出書の提出の有無」の欄です。
【「青色申告承認申請書」又は「青色申告の取りやめ届出書」】の方は、「青色申告承認申請書」の用紙を出しましたかということなので私は【有】に○。
【消費税に関する「課税事業者選択届出書」又は「事業廃止届出書」】の方は【無】に○をつけました。
⑧ 事業の概要
どんなことをして収入を得ますかという欄です。私は職業の欄に「WEBサイト運営」と書いたので、ここには「インターネット上でブログやホームページなどを開設して広告収入を得る」と書きました。
⑨ 給与等の支払の状況
自分ひとりでしているのでここは空欄のままです。
⑩源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書の提出の有無
従業員等はいないので、ここは【無】に○をつけます。
以上で個人事業の開業届出書の記入は終わりです。控えの方も同じように書いて印鑑を押せば完成! この2枚の用紙と念のための印鑑をもって税務署に行けばOKです。
私は青色申告承認申請も同時にしました。次はこの用紙の書き方について説明します。

青色申告承認申請書の書き方
青色申告の申込ですが、正しい手続きの名前は【所得税の青色申告承認申請手続】といいます。
私は開業届と一緒にこの手続きもしました。これも簡単な手続きで済みます。
用紙は再び国税庁のホームページからダウンロードできます。用紙は2枚必要で、1枚は控となります。
[手続名]所得税の青色申告承認申請手続_国税庁
用紙の上部分は、先程の個人事業の開業届出書と同じように書きます。それより下の部分はすべての項目に答えるようにします。
まず初めに所得税の青色申告は何年度分からにしますかということなので、平成30年度分からと記入しました。
1 事業所または所得の基因となる資産の名称及びその所在地
私の場合、屋号や事務所はないので、所在地のところに自宅住所を書きました。
2 所得の種類
【事業所得】に○をつけます。3 いままでに青色申告承認の取り消しを受けたこと又は取りやめにしたことの有無
初めての申込なので【無】に○をつけます。
4 本年1月16日以後新たに業務を開始した場合、その開始した年月日
先程の個人事業の開業届出書に書いた開業日を書きます。開業日から2カ月以内に青色申告の申込をしないといけません。
5 相続による事業承継の有無
私の場合、相続ではないので【無】に○をつけます。6 その他参考事項
会計や帳簿について記載します。(1)簿記方式 どの方式にするかで節税の具合が変わります。
複式簿記:青色申告控除が最大65万円
簡易簿記:青色申告控除が最大10万円
家計簿もつけない私ですが、節税のために複式簿記を選択しました。アフィリエイト収入の場合、お金の流れはそんなに複雑ではないので、大丈夫かと。もちろん会計ソフトを利用するつもりです。
(2)備付帳簿名 どの種類の帳簿を使うかということです。
私は「仕訳帳」「総勘定元帳」「現金出納帳」に○をつけました。ここで選択したものだけを「使う」または「使わなくてはならない」という訳ではないようなので、最低限のものだけにしました。
(3)その他
空欄のままです。
これが私が記入したものです。難しいけど難しくないというか、そんな感じですね。
2枚とも同じように記入して印鑑を押します。2枚とも税務署に提出すると(控)の印鑑を押されたものが1枚返却されます。それで手続き終了です! (念のために税務署に印鑑持って行ってくださいね)
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会計ソフト選び
税務署から帰り、一番最初にしたのは会計ソフト選びです。
私が選ぶ基準は3つ。
「安い」…収入が多くなったら高くてもいいけど。
「使いやすい」…一目で操作が分かる感じがいい。
「インストール型ではなくクラウド型」…一つのパソコンにしばられたくない。
この基準に叶ったものは2つ。
どちらも無料のお試し期間があるし、料金も月に1000円弱。もちろんこの料金も経費で処理します。
どっちがいいかなんて、多分使う人によって違うと思うので2つとも登録してみて実際に入力してみようと思います。会社経営してるみたいでワクワクします(笑)
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