入院する前はご両親二人で暮らしていたそうです
結婚して遠くに嫁いだ友人は
「仕事が忙しかったから
実家に電話するのは月に1~2回くらいだったの
今思えばもっと電話していれば良かった…」
と寂しそうに話していました
友人がお母様の様子が変だと気づいたのは
認知症の程度がだいぶ進んでからでした
友人のお父様は亭主関白というか
余計な事は話さないというタイプだったので
お母様との間にあまり会話がなかったそうです
お父様は、お母様の異変に気づいても
世間の目が気になって病院へ連れて行かなかったらしく
病状が次第に重くなってしまったとの事でした
私も友人も
認知症は高齢者なら誰もがかかりうる病気
という認識がありませんでした。
そもそも、親を高齢者と思っていない自分がいます
まさか親が私の顔を忘れるなんてありえないとも思っています
でも、そうなってしまう場合もあるんです
以前は痴呆症と呼ばれていた認知症ですが
治療には早期発見が大切だそうです
そして認知症 原因によって治療法も異なるとのこと
認知症の約半数を占めるアルツハイマー型認知症には
症状の進行を遅らせる薬があり、早めに服用するほど
効果が期待できるようです
「自分の子供に目を配るのと同じくらい
親にも気を配っていないといけないのかも知れない
あなたは後悔しないようにしてね」
と友人は私に話しをしてくれたのでした